住む
青嶋優太郎さん
東伊豆町観光協会
東伊豆町民インタビューNO.5 青嶋優太郎さん
2019年4月から東伊豆町観光協会に勤めている青嶋優太郎さんにインタビュー。
20代の青嶋さんが、東伊豆町へ移住した訳とは!?
これから取り組んでいきたいことなどたくさん教えていただきました!
今のお仕事の内容を教えて下さい !
電話・メール対応・各宿との連絡など窓口対応では、東伊豆町の観光情報をお求めの方々から多くのご連絡をいただきます。
ホームページ・SNSの運用も行っていて、SNS上でのお客様にご案内する場面もあります。
大川のほたる観賞の夕べや稲取の細野高原秋のすすきイベントなどの大型イベントの運営補助から、小規模なイベントまで実施をしました。
大川の竹ヶ沢公園で繁殖してしまったアメリカザリガニの利活用や、みかんの摘果作業を着地型観光にできるよう企画・検討したり、すすきイベントの中でワークショップなどを企画しました。
多数ご協力頂き、地域で課題となっていることをイベントとして企画することができました。
観光協会内で唯一の町外出身者としての目線を活かした企画実施を行っていきます。
青嶋さんは積極的に東伊豆町の観光情報発信に取り組んでいる
町の顔として活躍しつつ、町外出身者として新しい風も吹かせてきた一年間だったのですね。
ご自身が企画したイベントで印象に残っている企画を教えていただけますか?
この企画は東伊豆町地域おこし協力隊の藤田さん、河津町地域おこし協力隊の越生さんと取り組んだワークショップで、入山してくれた親子が細野高原の秋を見るだけでなく楽しむことや学ぶといった要素で観光できればと思い企画しました。
ワークショップの内容としては、すすきを使ったリース制作やどんぐりに顔を描く人形作りの体験など環境教育の知識を持つ藤田さんたちに監修・講師をしていただきました。
細野高原「ならでは」の体験の中で、自然や地域のことを学び、アイテムを思い出として持ち帰ってもらう。そんなワークショップです。
参加者は親子で参加してくれ、作るという行為に没頭しながら自然や細野高原のことを学び、親子のコミュニケーションも生まれて、参加者に細野高原とそこで体験したことを大きく印象づける企画にすることができました!
集客としては2日半に7組が参加してくれて、参加者たちと濃密な時間を過ごすことができました。構想を一番形にできたイベントとして印象に残っています。
今後のすすきイベントでも、より多くの方への思い出づくりの機会として実施していきたいです。
すすきイベントで細野高原ならではの楽しみ方を企画実施したお二人
そんな青嶋さんのご経歴を教えて下さい。
大学卒業後、地元の横浜で電気部品の商社に務め、工場の制御部品や電材の営業で二年間働きました。
商社へ勤務していた時期に、友人がゲストハウスを開業するということで手伝いへ。
開業の手伝いに参加したメンバーの中には、フリーランス(個人事業主)などで生計を立てている小規模事業者の方もいて、様々な生き方があることを学びました。
そのようなメンバーと交流する中で、自分の好きなことでなにかしたいと思うようになったんです。大学時代はバイクのツーリングが趣味で、パーツ・アパレルショップでアルバイトもしていました。
なにか自分にとって楽しいことをやりたい。自分の好きなものを通して、自分探しをしてみよう!と、勤めた商社を退職し、バイクで日本一周の旅に出ました!
国内で好きなツーリングをやりきる!自分の知らない土地・文化・仕事を知る!という目的で観光地を中心に旅しました。
旅に出る前はこれからまた仕事を持って食べていける人生に戻れるか不安でしたが、いざバイク旅を始めて様々な土地をめぐってみると、意外とみんな生きていけている、なんとかなるんだなあ。という考え方になっていきました。
その中で伊豆半島は元から訪れる機会が多く、私にとって居住圏を出て観光する楽しさを知った土地でした。故に愛着を持っており、日本一周を経てさまざまな土地を見た後も、それが揺るぐことはありませんでした。
日本一周で出会った風景
日本一周の旅を終えると、友人のゲストハウスの開業手伝いの関係で知り合った人たちが、山形で地域おこし協力隊を経て、起業したことを知り、カフェのスタッフ、ゲストハウス&グランピング場の立ち上げから完成まで手伝うことになりました。
賞味10ヶ月ほどの地方の仕事づくりを学ぶ修行でもありました。
この修業から、仕事を一人で立ち上げて、ホームページ制作やものづくりなど個人事業主として様々な仕事がたくさんあることを知りました。
その修業を経て、僕は頻繁にツーリングで訪れていた伊豆でなにかしたい!と考えるようになりました。
なので、地域で働くためには地域のことを知りながら、地域との関係を作っていくことができる、地域おこし協力隊を志望しました。
最初は地域おこし協力隊の募集の機会を待つために、河津今井浜で旅館アルバイトを住み込みしでしていました。そこから1ヶ月後くらいで東伊豆町地域おこし協力隊の募集開始がされたことを知りました。
東伊豆町について調査してみるとイベントを積極的に実施、歴史や文化も色濃く残っていて、朝日などのステキな景色があることを知り、ゲストハウスをやってみたいと考えました。
残念ながらこちらの地域おこし協力隊の枠には二次選考で落ちてしまいましたが、東伊豆町観光協会でも募集があることを知り、そちらに応募して東伊豆町観光協会に採用していただくこととなりました。
地域おこし協力隊とは異なりますが、仕事をする中で地域のことを知ることができるので結果オーライだなと思っています!
開業の手伝いをしたゲストハウス
それを表現するために地域おこし協力隊の高瀬さんと動画を撮っていて、You Tubeで「東伊豆って知ってますか?!」というチャンネルをやっています。
これからも動画だからこそできることだったり、動画で活きる伊豆の魅力発信について探求していきたいと思っています。
バイクと絡めた情報発信・コンテンツづくり・ドライブ動画などにも挑戦していきたいと思っています。
また、地域課題と教育を合わせて、地域のスーパーマンを作る教育について考えていきたいと思っています。
地方の現場だからこそ学べることがあって、これから地方が注目される時代が来るかもしれない…そうなったとしたら、人材の地産地消ができたらいいのでは?と考えていて、観光で生まれた収益を教育に投資するような仕組みが生まれたら、地域づくりも変わってくるかもしれません。
青嶋さん愛用のバイク
朝目が覚めるだけで、好きな場所で生きていけている実感が得られていて、伊豆に居るということだけでテンションが上っています!
仕事で関わったような人が、僕自身の伊豆での新生活の心配をしてくれる。
今の仕事に就いて最初から一人ぼっちの寂しさを感じずに暮らせているのは、この地域のみなさんの温かさのおかげです。
仕事を通して地域と繋がれている実感があり、東伊豆町外から多く勤めてやってくるような旅館の若手社員さんたちにも僕のような機会を作ることができないだろうか?と考えています。
青嶋さんの好きな東伊豆の景色
僕の言っている「人おこし」とは、観光で来るお客さんの旅に対する感度を上げるという意味です。
例えば観光地からの情報発信を積極的に取りに来てくれるような、能動的に旅を楽しんでくれる観光客を増やすことが「人おこし」にあたります。
まだ、具体的に自分自身の仕事と結び付けられてはいませんが、日本一周バイク旅の実体験を通して、旅は普段生まれることのない感情の起伏を生み、人生を豊かにするのに重要な要素なんだと感じました。
自分が変わるきっかけとなった「旅」に一人でも多くの人が関心を持ってくれたらいいなあ、そんな「人の人生を豊かにする旅」に貢献できる仕事がしたいなあと考えています!
青嶋さん、ステキな野望をありがとうございました!
これからの青嶋さんのご活躍も要チェックですね!
青嶋さんはなんと2つのYouTubeチャンネルを活用して情報発信を行っています!
ぜひともチェックしてみてください!
『 ① 東伊豆って知っていますか?! 』 ←CLICK!
『 ② レギュラー満タン現金で。 』 ←CLICK!