住む
荒武優希
まちづくり
東伊豆町民インタビューNO.35 荒武優希(後編)
前半では荒武さんが東伊豆町に移住した経緯や、私達学生に示したい地域との関わり方に関する姿勢を学ばせていただきました。
後半もよろしくお願いします!
ここまで色々お話を聞いてきたのですが、どうしてそこまで頑張ることができるのですか?
なんでしょう、課題に気づいちゃうとそれに対してなんらかのアクションを起こすことで貢献できると思って始めてしまうのだと思います。
自分自身がこの地域に対して恩があるので、「この土地はこんなにも良いところなんだよ」っていうことを伝えることで自分によくしてくれた人たちに対しての恩返しができると思っているんです。
自分が好きな土地をいい印象を持たれないで去って行かれてしまうのも悔しいので、そういうことが関係していると思います。
自分がやりたいことしかやってないかなとも思います。
荒武さんが大切にしていることで「とりあえず自分でやってみる」という事がありますが、それでいろいろなことに挑戦してキャパオーバーになったり、荒武さんは自身が仕事での弱音をはくことはありますか?
これは気質があるのですが、嫌なこととかすぐ忘れてしまうんです。
大変だなってことは幾度とあるけど今は目を背けたりして、それらともいつかは向き合わないといけないこともあります。
でも得意なことも苦手なことと同じくらいあると思っているので、今は得意なことをたくさんやっている感じです。
でも、好きなことしかやらないっていうこともあって、事務作業とかは苦手です。
少しずつ他の方に任せて肩の荷を下ろすことはしていますね。
自分自身は一人が好きなのであまり孤独だとは思っていなくて、N P O法人ローカルデザインネットワーク(LDN)のみんなも静大フィールドワーク(FW)のみんなもいて、活動を応援してくれる人もいるから感じないですね。
でも他のプレイヤーの方を見ていると、自分は恵まれていると思います。
だからこそ、この人に応援してくれる人がついたらもっとプロジェクトが良くなるんじゃないかなって、だからプレイヤーは孤独という話をしますね。
なるほど、ありがとうございます!それでは、あんまりネガティブにはならないということですが、行き詰まった時とかにモチベーションのあげ方はありますか?
行き詰まったときには新しいことに挑戦してみる事です。ワクワクするようなことをして全体的なモチベーションを上げるみたいな感じですね。
そうです!同じところをグルグル回っていてもしょうがないので常に進化し続けないと、といった考えが自分にあるからだと思いますね。
荒武さんご自身の目標は何かありますか?
すごい大目標はあります。
生き方の指針みたいなものなのですが、この土地は住み心地もいいし、ご飯も美味しいし住むメリットが多くて、地方はそういう場所が多いのですが、荒武の場合はそれが伊豆でした。
暮らしている人たちに伊豆の豊かさを再認識してもらう事が一つあって、住む人たちには今以上に豊かに暮らしてもらいたい、来る人たちにはこれから先もずっと自分の人生を豊かにするために来続けて欲しい。そこに自分の人生を捧げられたら幸せだと思います。
荒武さんの思っている東伊豆通信と私たちが書いている東伊豆通信で、こういうところをピックアップして欲しかったなといったズレなどは感じていますか?私たちも書いてはいるのですがそこが少し不安で、、、。
ズレはなくて、みんなはみんなで思考を深めてもらいたいと思っています。
皆の目線を大事にしたいと思っているので大丈夫です。
地域に関わろうとしてくれる皆さんから見た東伊豆町の方々に色々質問してもらいたいと思っています。
それでみんなが書いた記事はこれから先に入ってくる後輩たちの情報源にもなるし、それはもちろん他の人たちにもいいものになると思っています。
東伊豆通信には明確なターゲットがいなくて、でもその分いろいろな人の目に留まるとも取れるから、東伊豆独自のローカルメディアになれるように頑張っていきましょう!
私たちも、インタビューをしたい人がいたら荒武さんに取りあってもらうことはできますか?
もちろんです!
私たちはダイロク通信を書かせていただいていますが、そういったものや東伊豆について知ろうと思った時にはどこから情報を収集するのがいいですか?
ダイロク通信に関してはFacebookに投稿がされていて、情報収集についてはやっぱりS N Sですね。でもそもそも東伊豆について発信している人があんまりいないんです。あとはウェブでのリサーチに頼るしかないと思います。
発信をする人が少なかったのですね、 SNSやインターネットを活用して情報収集を頑張りたいと思います!
僕からも質問してもいいですか?
はい!ぜひ!
みなさんが大学生のうちにやってみたい事、挑戦してみたいことはありますか、よければ教えてください!
石田百香
今やっている事になるのですが、大学で先輩が起業をしている方がいて、そのお店の内装スケッチとかをしてて、これからもそれらのお仕事を続けていきたいなって思っています。デザインの会社に勤めるのか、フリーでやっていくのかは定かではないですが、後々は一人でやりたいとは考えていて、自分が気になったところへ売り込みに行きたいと考えています。
中垣乃彩
人脈をたくさん作る事!人脈を作るためにはこんな人と関わったらいいことあるかなとか考えています。あとは個人的に地元のインスタグラムをやっているのでフォロワー数を1万人にすることです!まだ100人ちょっとなんですけど(笑)
竹下智也
今のご時世は難しいことですが、大学のフィールドワーク以外にももっといろいろな地方に入り込みたいと思っています。以前、静岡県で開催されている大道芸にスタッフとして参加したことがあって、そこでイベントの持つ力を体験してしまって、こんなイベントのプロジェクトにもっと関わりたいなって思うようになったんです。僕は県外にあまり出たことがないので自分の知らない地方ではどんな活動がされているのか知りたいと思っています。
いいですね、みんな、夢がありますね!
そうですよね、いろんな世界に触れてみたり、いろんな人の考えに共感したりすることは学生時代にできるかけがえのない時間なので、何かに直向きに打ち込めればいいと思います。また進捗報告なんかを聞かせて欲しいです!
また、報告します!
気がつけばあっという間に時間が過ぎてしまいました。荒武さんのことを知れば知るほど魅力がとても詰まった人だと感じますね。良い機会を設けてもらえてとても嬉しいです。このご時世で私たちも思うように活動ができず、不安が大きくなる中、インタビューを通して勇気をつけてもらった気がします。荒武さん、私たちはあなたについていきます!本日はありがとうございました!