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丹野徹さん
フォトグラファー

東伊豆町民インタビュー NO.74 丹野徹さん後編

荒武
荒武

今回の東伊豆通信ではフォトグラファーの丹野徹さんにお話を伺っています。

前編では移住のお話や、最新技術を用いた地方暮らしの可能性についてお話を伺って参りました。

後編でもどんどんお話を伺っていこうと思います!

丹野さんが感じている東伊豆の可能性についてお話を伺わせていただけたらと思います。

都市部に住んでいる知人みんなが地方に移住したがっていて、私が東伊豆に移住したという話で東京からの仕事が増えました。

そんな反応からみんなこういう生活が本当はしたいんだなと感じていて、もちろんデメリットがあるかもしれませんが、工夫の余地もあるし、町が助けてくれる部分も大いにあると思います。

アーティスト活動する上で、困ることはほとんどありません。

飲食店はいっぱいあるし、生活に不便は感じません。

交通の面でクレジットカードの導入が進んでいない部分があるのは、観光地でもあるのでどうにかできるといいなと感じています。

ホテルに泊まるのが好きで、稲取・熱川に泊まったりするんですけど、素泊まりプランがすくないんですよね。それだと近隣飲食店を求めて人は町を歩かないし、長期滞在もしづらいと思います。

観光という点においても、まだまだ見直せる部分があるなと可能性を感じています。

 

奈良本に住んでいると稲取は徒歩圏内に飲食店がまとまっていていいなと思うことはあります。

また東伊豆を含めた伊豆半島は写真系のウェブメディアのロケーションとしては最適だと思います!

東伊豆は少し工夫すると、他の土地にはない風景が撮れる。

自然があまり人の手が加わらずにそのまま残っていて、手がついているところも放置されている部分があって、そういうのは写真を撮る人間からすると面白みがあります。

ブナの原生林とかいいですよね。

 

伊豆に要られる時期は伊豆をひたすらに満喫するようにしています。

特に家での時間は気に入っていて、居心地がいいですね。

丹野さん
丹野さん

荒武
荒武

なるほど、丹野さんから見た東伊豆が可能性に溢れていることがよくわかりました!

さきほど、お家のお話が出ましたが、今の東伊豆での暮らしぶりはいかがですか?

時間の使い方にまだ慣れておらず、昨年は目の前に広がっている海に入ることができませんでした。

今年は必ず海に入ろうと思うのですが、仕事のやり方も徐々に変わってきていて、季節ごとに仕事の時間を変えるようになりました。

言い換えると、日の出・日の入りによって起床・就寝時間を変えるようになりました。

晴れていたら海のリビングで仕事をして、台風のときは奥の部屋にこもって仕事をするなど、気候の変化によって仕事場も変えています。

それと、僕位が住む地区は朝7時までにゴミを指定の場所に出さないといけないので朝方生活に自然となりますね(笑)

 

また、直売所で地場の野菜を買うのが楽しみにもなりました。

東京では全然しなかったのに、気がついたら自炊を楽しんでいる人になっていて、贅沢をしているわけでもないのですが、自炊・早起きする習慣ができて僕の人生は更に充実するようになりました。

こらっしぇの魚は自分で捌かないとならないのですが、お店のおばちゃんが丁寧に教えてくれるので、そういった技術も身につけました。

引っ越してくるまでは自炊なんてしていなかったので、昔の自分が今の自分の生活を見たらびっくりするでしょうね。

 

移住したての頃は車も手に入れていなかったので、外食が選択肢になかったというのも大きかったかもしれません。

丹野さん
丹野さん
荒武
荒武

伊豆の自然とともにある暮らしを送られているんですね!

心に余裕がある丹野さんの生活にとても憧れました!

最後に丹野さんがこれから目指されるライフスタイルについてお話を伺わせていただけたらと思います。

先程お話したWEB3のこともそうですが、今年は勉強の年にしようと考えています。

自分の生活は自分で作っていかないといけない、それを止める人が居ないことが東伊豆のいいところだと感じているので、自分で決めたことを、効率よくやっていくために規則正しく生活することを心がけます。

丹野さん
丹野さん

この町での暮らしには、日々暮らすために必要十分なものがあって、マイナスがない。

欠けているものは人口が少ない場所なので、自分で作っていかないとなと思っていて、東伊豆町にいて東京に発信していくこと、地方対東京のパワーバランスが平等になるような動きを作っていきたいと思っています。

展示についても何人きたのかという数字よりも、そこで何かが起こっているということを外に向けて発信していくことが大事だなと思うようになってきて、そこで起こっている物語にこそ価値を感じるようになりました。

 

東伊豆に移住する人もいると思いますが、テレワークが廃止されるような流れもあるため、仕事を東京に依存してしまうことに危うさを感じていて、この土地で仕事が生まれる流れを作れたらいいなと。

移住20−30世代がたくさんいるのでそういった人たちが、中学生、高校生に向けて、東伊豆町で楽しく暮らしているよという姿を知ってもらうだけでも随分と地元に対する意識が変わると思うんですよね。

 

充実はしていますが、地元の人達との関わり方については、まだうまくできていないので、写真というツールを通して、自然発生的に交流が生まれるといいなと考えています!

丹野さん
丹野さん
荒武
荒武

これからの新しい暮らし方が叶う環境だということを体現してくださっている丹野さんのことを広く知ってもらうことが丹野さんのお考えを実現するための第一歩だなと思い、改めて今回取材を依頼させてもらってよかったなと思いました!

また丹野さんの暮らしの探求の成果を伺えること楽しみにしています!

本日はどうもありがとうございました!!