住む
石田瑛也さん
シェアハウス管理人
東伊豆町民インタビューNO.44 石田瑛也さん
今回は現役大学生でありながら東伊豆町に移住し生活を送る石田瑛也(てるや)くんにインタビュー!
成人式を迎えたばかりの彼がどうして東伊豆にやってきたのかを紐解いていきたいと思います。
早速ですが石田くんが稲取に暮らすようになったきっかけを教えて下さい。
昨年(2021年)の6月にワーケーションの取材で2日間東伊豆を訪れたのが、この町との最初の出会いです。
第一印象は、海が好きだったということもあり町の風景に魅力を感じました。
また、取材を進めこの町で暮らす人達とコミュニケーションを取る中で強く感じられたのが「コミュニティの魅力」でした。
それは僕が今まで感じたことのないもので、人と人との距離が近さからくるものなのかなと思っていて、これは地域のなかで何かしらのことに挑戦している人たちが同じ熱量で話すことができるからこそ生まれているものなのかな?と思いました。
この町に関われたら自分も何かしら挑戦する機会に巡り会えそうだとワクワクしたことを覚えています!
地元を盛り上げたいと僕たちに地域の魅力を教えてくださる役場の方、首都圏に住みながら東伊豆町の活性化に取り組む人、移住して理想の暮らしを模索している人など、その時出会った色々な人に魅力を感じ、どうにかして今後も関わりを持ちたいと思い、荒武さんのところで夏季の長期休みに2週間の住み込みでインターンを志願しました。
東伊豆との出会いのきっかけとなった取材を終えた次はインターンとして稲取に来る理由を得られましたが、その次はどういう理由で通えるかなという心配はありました。
しかし、夏季インターン中にEAST DOCKでリモートワークや多拠点居住する社会人のみなさんと出会い、その中のお一人がシェアハウスの構想を持っていることを知り、僕も一緒に関わらせてもらう方針が決まったので一安心。
シェアハウスの物件探しは思いのほか早く物件が決まって、インターン期間中にたくさんの人とつながるなど種まきしていてよかったなと思いますね。
今の物件には2021年の11月から入居しています。
東伊豆で出会った人たちとのご縁を辿って今の石田くんはこの町で暮らしているということがよく分かるエピソードでした。
今開かれているシェアハウスはどのような構想でプロジェクトが進んでいるんでしょう?
僕たちが暮らすシェアハウスは東伊豆に興味を持ってくれて何回も訪れてくれているような友人たちが、東伊豆に住むきっかけになるような場所にできたらいいなと考えています。
みんなが帰ってこれる場所、セカンドハウスのような場所を目指しており、少しずつですが理想が具体化しつつあります。
また、この場所で目指しているのはリノベーションしながら暮らすことで、
・大きい棚を作って入居者全員でシェアできる場所を作りたい!
・スツールを作って、工具使いの練習をする!
・自分のデスクを作りたい!
・縁側を作る!などやりたいことがいっぱいあります!
まだまだ始めたてなので、アイデアはたくさん出てくるけど、初めて作ったスツールは、なぜか腰掛けると傾いてしまうものが出来てしまったり、行動とスキルが追いついていない状態もあったりはします(笑)
また、滞在してくれる友人たちがちょっとずつものを作ってくれたり残してくれたりするのもこの場所の魅力の一つにしていけたらいいなと思っています。
早速移住を検討してくれている友人たちが出てきているので、僕たちの他にも新しく住まいをシェアする暮らし方を選ぶ人たちが増えるのもそう遠くない未来かもしれません。
みんなで家の改装プランを練って決めていく過程はとても楽しそうですね!
石田くんはどのようなことを考えながらこの町で暮らしているんですか?
シェアハウスの住人になって、東伊豆には観光で色々な人が訪れているということがよくわかりました。
海が綺麗とか、人がいいということは言えるんですが、まだまだ本当の東伊豆の良さを知れていない気がしています。
それなので、もっと色々なこの町の人たちと出会える機会を積極的に探し求めていきたいなと思っていて、自分の関心のあるものづくりを通して地域の人と関わる機会を持ち、稲取での自分自身の居場所づくりをしていきたいなと考えています。
最近はリノベーションを学ぶ中で樹脂加工技術の「レジン」に興味を持ったので、技術を学ぶためにワークショップにも参加してきました。
将来何をしたいとかはまだわからないですけど、今は色々なものを見て経験を積み重ねる時間だなと思っているのでとにかく挑戦していきます!
人とコミュニケーションを取る中でいろんな話を聞き、スキルも磨きつつ、自分の興味関心を深め、今後は日本各地での取り組みも勉強しながら、東伊豆の良さをより深く伝えられる人間になりたいです!!
東伊豆に関わる人達と交流を深めながら自分がどんな専門性を身に着けていくかを探求している最中なんだということがお話からよく伝わってきました。
そんな石田くんの直近の挑戦としてはどのような取り組みがあるのでしょうか?
直近の挑戦は2月から金曜日と土曜日の13時〜21時にダイロクキッチンでオープンするカフェ「六也(ろくなり)」です。
稲取での活動経験が豊富な先輩と一緒に開く、伊豆の食材にこだわったカフェになっていて、僕はインスタグラムの運用や広報を担当しています。
カフェを開くことは中間ゴールを目指しているような感覚で、カフェで得た経験をまたさらなる挑戦につなげていきたいなと思っています!
大学2年生で自分の生きる道を自分の意志で選択している石田くんはこれからさらにたくさんの経験を積まれることと思います。
引き続き挑戦を続けていただきこの町で得た経験のシェアをよろしくお願いします!!
本日はありがとうございました!