東伊豆町民インタビューNO.28　森田千恵さん

よろしくお願いします！

私は稲取で生まれ育ち、専門学校を経て伊豆急行に就職しました。

伊豆急では最初の5年間乗務員を務めました。

乗務員時代はリゾート21という、普通列車ながらシートが海側を向いている観光客むけの車両をメインに接客や車内アナウンスなどを担当しました。

その後は伊豆高原の観光案内所に勤務し、合計10年間働きました。

伊豆急時代のお仕事は色々な人と接することができてとても楽しかったです！

当時はまさか今の仕事をするとは思っていませんでしたが、昔からお菓子作りは好きで、伊豆急に在職していた頃から小さなお菓子教室に行っていました。

それなので当時の会社の仲間は、私がお菓子作りを生業にしていることを知るととても驚きます。

私の中で当時の職場を10年間続けることが目標となっていたので、そのタイミングで一念発起し自分が好きなお菓子に関連する仕事をやってみよう！となりました。

そこからはお菓子作りについて学べる通信制の専門学校に通い、製菓衛生師の資格を取得し、今のお仕事を始めました！

10年で当時の仕事を辞めようと思ったのは、当時の仕事はもちろん楽しかったのですが、本当に自分がやりたいことを仕事にしたいなと思っている自分もいたところにあります。

自分が本当にやりたいことを考えたときに、それはお菓子作りだという答えに行き着いたため、現在の道に進むことを決めました。

私が通った専門学校ではスクーリングと言われる、大阪の学校で対面で先生が直接お菓子作りについて教えてくれる5日間のカリキュラムがありました。

そのスクーリングで出会った先生がとても印象的で、私たち生徒のどんな些細な質問にも丁寧に答えてくれて、疑問を解決してくれる講師の先生との出会いでした！

私もその先生のようになりたいと憧れて、専門学校の卒業後は、今住んでいる伊東の家にお菓子作りの工房を作りました。

工房開設から現在まではもともとやりたいと考えていたお菓子教室をメインに行ってきました。

それと合わせて制作したお菓子をイベントに出店して販売するというお仕事をしています。

現在はコロナの影響もありお菓子作り教室は減ってしまい、イベントでの出店が多くなっています。

集客が難しい状況ですがお菓子作り教室では、年間行事に合わせたお菓子作りを楽しんでいただいてきました！

クリスマスやバレンタインデーなど、それぞれの季節を楽しむと言う意味でもお菓子作りは最適だと思います！

最近では、イベント出店で生まれたつながりから、下田にて60人の親子が参加したバレンタインのお菓子作り教室を開催できたり、伊東のPTAの保護者向けイベントとして出張教室を行ってきました。

お菓子作りの魅力は、卵、小麦粉、砂糖、バターという4つの材料の組み合わせ方で様々なお菓子を作れることだと思います。

ただ、ケーキ一つ作ることを見てみても、市販のスポンジを購入してそこにトッピングをするようなご家庭を多く見かけます。

そのような市販のものを使うことで手軽にお菓子作りを楽しめるというところはあるのですが、どのような添加物が含まれているのかが不明瞭で心配なところがあります。

そこで私の教室では、お家にある安心安全な材料で簡単にお菓子ってできるんだよ！ということを伝えています。

食べる事は生きる上で1番大切なことなので、そういった考え方を伝えていくことはお菓子作り教室をやっていく上で大切なことだと思っています。

あとはシンプルに、みんなで一緒にお菓子を作ることの楽しさをいろんな人たちに伝えていけたらいいなと思っています！