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光成孝一さん
クリエーター

東伊豆町民インタビューNO.58 光成孝一さん

荒武
荒武

本日は東伊豆町が漫画家を志す若者を受け入れ、創作活動に励みながら勤務できる職場を紹介する「クリエイター創出事業」にて東伊豆町へやってきた光成孝一さんにインタビュー。

光成さんが東伊豆にやってきた経緯や漫画に関心を持つようになったきっかけ、今後の展望などについて伺っていきたいと思います。

光成さん本日はよろしくお願いいたします。

まず光成さんの生い立ちを教えてもらってもよろしいでしょうか?

出身は福岡県で、双子の兄として育ちました。

高校時代には陸上を楽しめたらとゆるい感覚で陸上部に入りましたが、専門のコーチが途中から入ったことで、活動が本格的なものに方針転換してしまい途中退部。

努力して結果が出ることが好きだったので中高のあたりから勉強をとにかく頑張っていましたね。

数学と歴史が好きでしたが、高校では日本史学びたかったんですが、理系に進んでしまったため、日本史を履修できずちょっと後悔しています

 

歴史に関心があったのはストーリーや流れ、時代の移り変わりが好きだったため、意欲的になれたと思っていて、僕は明治時代の文明開化や、第二次世界大戦あたりの歴史の流れが好きです。

光成孝一さん
光成孝一さん

荒武
荒武

なるほど、歴史への関心がお強いんですね。

漫画の作品制作にもストーリー性など重要な要素になってくるということを考えると教材が幅広く存在するんですね。

それでは、光成さんがマンガの道を意識し始めたころから現在までどのような経緯を辿ってきたのかお話を伺わせていただいてもよろしいでしょうか?

もともと漫画には興味を持っていたんですが、弟が漫画家を目指していてそれに影響されたところがありました。

 

高校卒業後に専門学校へ入り、漫画家への道は想像以上に過酷で、絵の練習も重ねないといけないし、話の作り方も学ばないとならないし、やることが手一杯で大変な世界だということを学びました。

 

卒業後、東伊豆で仕事をしつつ、漫画家を目指す道を選びました。

東伊豆に移り住んで、自然の中で暮らせることはとてもいいことだなと感じつつ、自分の中では漫画について立ち止まってしまっている感覚を持っていて、現在進まないことに対するもやもやと戦っています。

 

絵は上達してきていると感じるのですが、話をうまく作れないということにずっと悩み立ち止まってしまっている感覚です。

光成孝一さん
光成孝一さん

最近は40ページの読み切りの作品を構想していたんですが、途中で手が止まってしまい、4ページマンガを制作したほうが能力向上に繋がりそうだと方向転換をし、制作を進めています。

4ページ漫画とは、Twitterで上がっているような気軽に読めるようなテイストの漫画のことを指していて、ページ数が少なくストーリーも完結にする必要があるため、自分が苦手意識を抱えているストーリー作りの技能を磨くことができるのではないかと自分なりに着手してみようと決めました。

 

また止まってしまった読み切りの作品については設定などは出来上がっているので、その4ページ漫画で技術を向上させることができたら完成させたいなと考えています。

 

そんな中で学園恋愛ストーリーの4ページ漫画の構想を進めていているのですが、ちょっとネーム(下書き)で詰まってしまい、新しい試みということで展開をなかなか思いつけずにいます。

 

作品の世界観の設定や1.2.4のページ構成はできているのですが、3ページ目の残り一コマに埋められず悩んでしまっていて、そこが埋まれば進みそうだというところまで来ています。

作品制作のペースとしては、一ヶ月で完成まで持っていきたいと考えています。

完成したら継続的に発信していきたいですね。

ネームに関してはこちらのタブレットを使って描いています。

光成孝一さん
光成孝一さん

荒武
荒武

ご自身で考え工夫をしながら漫画の技術向上を図っているんですね。

時代的にインターネットの波に乗ることができたら一気に認知が広まると思うので、たくさんチャレンジ応援しております!

孝一くんが思う漫画の魅力や楽しみ方だったり、目標にしている作品があったら教えていただきたいです!

漫画はアニメに比べて自分のペースで進めることができるのでテンポがいいと思います。

テンポやキャラクターの声など漫画では情報量が限られていて、余白を自分なりに想像しながら解釈できるところに魅力を感じています。

コマ割りは見やすいように、1ページだいたい7〜8コマくらいが一般的で、視線誘導の効果などもあり、有名な作品の中には業界でも秀逸だと評価される作品が数多くあります。

 

僕自身は「尊い」と称される絵を描いていき、自分の作品を見て感銘や幸せを感じてもらえるようになりたいです。

目標にしている作品は『五等分の花嫁』、『アオのハコ』などといったものがあって、基本的に青春マンガを書いていきたいと思っています。

学生時代に好きな人に思いが伝えられなかった過去があり、憧れがあって、青春・恋愛マンガに関心があって、その体験が自分の漫画の原動力になっているんです。

 

現在着手している4ページ漫画に載せたい思いとしては、マンガの主人公たちの心の移り変わりを、セリフだけではなく人物の表情からも読み取ってもらえるように豊かに表現していきたいと思っています。

背景の練習も兼ねているので背景、形が定まっていない自然物の描写も上達させていきます!

光成孝一さん
光成孝一さん
荒武
荒武

ご自身の目指したい漫画のビジョンが明確にあるんですね!

これからはその目標までどのように歩んでいくかを思い描いていくところなのかなと思いますが、光成さんの直近の挑戦や目標についてお教えて下さい!

2022年中に4ページのマンガをシリーズで最低4本描きたいです!

描けるならもっとたくさん描く一年にしたい。

手を止めてしまっている構想中の読み切りも書き終えたい。

量を意識して、手を動かすペースに慣れていきたいです!

光成孝一さん
光成孝一さん
荒武
荒武

2022年中に4ページのマンガをシリーズで最低4本描きたいです!

描けるならもっとたくさん描く一年にしたい。

手を止めてしまっている構想中の読み切りも書き終えたい。

量を意識して、手を動かすペースに慣れていきたいです!