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東伊豆町民インタビュー NO.82 篠田 謙志郎さん

本日は稲取地区出身の若者、篠田謙志郎さんにインタビュー。

地元出身者目線で現在の東伊豆をどのように捉えられているのか、地元とのこれからの関わりについての展望など伺っていきたいと思います。

篠田さんよろしくお願いいたします。

まずはご自身の今の状況から教えてもらってもよろしいでしょうか?

荒武
荒武
篠田さん
篠田さん

よろしくお願いします。

18歳まで稲取で育ち、大学へ進学しました。卒業後は作業療法士として病院に務めましたが、実務を経験する中で自分の視野をもっと広げたいと考え始めるようになりました。
経験も兼ねて昨年(2024年)の10月に島根県の松江市へ同業の方を訪ねました。
旅先の地域の人達が僕のことを迎え入れてくれたことがとても印象的で、帰ってすぐに東京で開催された移住フェアに参加し、島根県松江市の地域おこし協力隊に応募し採用され、新年度に着任することに。
現在稲取には一時的に帰省している状況になります。

旅先での出会いが人生の舵を大幅に切る選択をすることになったんですね。

そこまで大胆な舵を切ることができるって相当だと思うのですが、松江市に訪れたときに何が起こったのですか?

荒武
荒武
篠田さん
篠田さん

僕が担っていた作業療法士という職業は病院に勤務する形態もあれば地域で起業する人もいれば放課後デイサービスに勤めたりとか、精神科関係もあったりと多様な職種です。
病院は治す場所というイメージが強くあるなと感じていて、でも、完治させるということはなかなか難しく治りきらない状態で退院される患者さんも少なくありません。
そういった身体にハンデを負った状態で退院する患者さんも病院を一歩出たらそれまでと同じように地域に関わりながら暮らしていかなくてはなりません。
そういうことを考えていたら、その状況や心境を具体的にわかる自分が地域側でやれることがたくさんあるんじゃないか?と思うようになり、地域というものにすごく興味を持ちはじめました。
学生時代は、色々な学会に出たりして意欲的に頑張っていました。
そのまま病院で勤めて、キャリアを形成していくんだろうなといったよくある病院職的な漠然としたイメージを持っていて、就職当初は作業療法士になるなら病院に勤めなきゃと考えていたんですけど、1回きりの人生、地域に飛び込んでみようかなという思いに至ったということになります。
松江市は健康経営という観点から企業に入ってい事業を行っている人だったり、奥出雲でゲストハウスを営む人と知り合っていて、その人達を介して温かみのある地域性を感じ、直感的に飛び込んでみたいと思えた場所なんです。

勢いがありますね〜
作業療法士として仕事をする中で、地域との関わりを意識したというところとても興味があります!
これを意識できるのはこの土地で人と人が近い暮らしを送っていたことも理由の一つだったりするのでしょうか?

荒武
荒武
篠田さん
篠田さん

そうですね、帰省していることも気づけば親戚が知っているし、荒武さんたちの拠点の裏には祖母が住んでいるし、これだけ関係性が近い土地なので大きく影響しているんだと思います。
あとは隣に誰が住んでいるのかわからないという都会的な暮らしよりもおせっかいし合いながらみんなで支え合うという距離感で生活できる環境の方が自分の性格には合っているなと感じることができたのも大きな理由ですね。

作業療法士という仕事について補足説明をすると、この領域は「作業」という言葉を大事にしています。
日々作業が連続するなかで自分の考えも構成されていると思っていて、18年間稲取で生活し続けた結果、現在の僕の価値観が出来上がりつつあるんだと思います。
病院という環境について、院内で完結するコミュニケーションが多いという点において、自分にとってそこで働くことだけが正解なのかと考えたときに、僕は自分の価値観が固まらない間に、いろいろなヒトコトモノに触れてみたいという感覚を持つようになりました。
松江市の地域おこし協力隊は、業務内容を隊員自身が設定することのできる「フリーミッション型」の募集だったので、僕にとってはより一層魅力的な仕事に感じたわけです。
病院勤めで対象者に寄り添っていたように、活動する中で自分のすべきことを関わってくださるみなさんと見出していけたらなと思っています。

なるほどなるほど、篠田さんの考え方は東伊豆町民由来で、この町に雰囲気の似ている場所に自分を置いておきたいという感覚があるということがわかりました!
松江市の地域おこし協力隊になる上で、篠田さんが楽しみにしていることってどんなことがあるのでしょうか?

荒武
荒武
篠田さん
篠田さん

その土地の人との新しい出会いが1番楽しみですね。

現在23歳で、悩むとすごく視野が狭くなったり、考え方もすごく凝り固まってしまい、まだまだ子供だなと感じることがあります。

弱っている時期に島根の人と出会って元気が回復したという経験から、出会いによって自分の考え方や生き方を変えることができて、それが成長につながっていくのかなと思っています。

足を動かして、若いうちにしかできないことに精一杯取り組んでいきたいです!

自分との向き合い方に人生の上級者感を感じますね。

きっとそんな篠田さんなので、島根県に行っても素敵な人達とつながって、成長した姿をまた見せてくれることになるだろうなと、今から楽しみにしています!

また質問を東伊豆に戻すのですが、松江に移住する前に一時的に帰省してみて地元のイメージって何か変わりましたか?

荒武
荒武
篠田さん
篠田さん

正直、地元を出た身としては、地元に帰ってくることを恥ずかしいことだと捉えていました。
だけど今回の帰省では新しい出会いがたくさんあって、何もないと思って出ていった地元には移住している人がいて、新しいお店も増えていて新しいおもしろい発見がたくさんありました!
病院の仕事から島根県の地域おこし協力隊になるまでの期間に帰省して、新しい目線で地元を見ることができてすごくよかったなと思います。
新しくできた移住者の友人と、下田のお店だったり、松崎町で夕日を見たりと過ごしているのですが、知っているつもりでいた地元である伊豆半島にはまだまだ知らないことがたくさんあったんだなと。
交流を重ねるうちに移住している人たちと地元の人と、同じ地域に暮らしているはずなのに視点が異なるんだなと感じることがあって、そこにとても刺激を受けています。
この移住者と地元民に視点の違いがあるという認識はすごく重要だと思っていて、松江市の地域おこし協力隊になってからも意識して自分のすべきことを定めていきたいと思います!

視点の違い、確かに多様な地域の見方がありますよね!
篠田さんのこれからに超期待です!松江市地域おこし協力隊としてのご活躍、東伊豆から応援しております!

本日はありがとうございました!

荒武
荒武