北川
土屋和也さん
磯辺(飲食店)
東伊豆町民インタビューNO.19 土屋和也さん
本日は北川地区にある飲食店「磯辺」店主の土屋和也さんを取材させていただきます!
土屋さんよろしくお願いいたします。
磯辺さんはランチ、夜とやられているお店だと存じておりますが、どのようなこだわりがあるお店なのでしょうか?
創業は昭和38年で、先代が当初から店内に設置している生け簀が特徴の店です。
漁で取ってきた魚介類を生け簀に入れているので、正真正銘の北川産の食材になります。
伊勢海老のお刺身を頼んでもらったら生け簀から捌いてお出しします。最後はお味噌汁にて食べることができます。
おじいさんのときから海に潜って魚介類を取ってそれをお客さんに提供するという形式で営業しています。
もともとの客席は座敷でしたが、今はテーブル席でオープンしています。
▲店内の生け簀には活きが良いサザエや伊勢海老を見ることができる
▲木造船での北川の定置網漁の写真
ご自身で漁をされて取った魚介類をお出しされているお店なんですね!
やられている漁の種類だったり漁期はどういうサイクルで行われているんでしょうか?
エビ網漁は9月半ば〜5月半ばまで、貝の漁は4月〜9月いっぱいまで行っています。
以前は船で漁に出ていましたが、今は海に潜って漁をしています。
取ってきた魚介は基本的にお店で出しており、それ以上取れた場合は市場に出しています。
▲今朝取れた魚介類を見せてもらいました
伊勢海老にサザエ!迫力がありますね〜
磯辺さんにはどのようなお客さんが来られますか?
コロナ前は別荘地に住んでいる人がやってきたり、常連さんがいたり、北川温泉の旅館に早めに到着したお客さんなどがお昼ごはんを食べてチェックインするような人もいます。だいたいそういう人はお昼からお酒を飲んでいかれますね。
天気がよかったり、暖かい日はお客さんの出入りが多いと思います。
贅沢なひとときを皆さん過ごされていかれるんですね。
土屋さんが磯辺さんを次ぐことになったきっかけはどういったものだったんでしょうか?
自分で店をずっとやりたいと思っていて、中学卒業後は名古屋で修行後、東伊豆エリアの飲食店を中心に料理人としてやってきました。
磯辺を継ぐ前は5年間、徳造丸の本店の板長を務めていました。
当時はすすきまつりが始まった時期で、とても忙しかったのを覚えています。
熱川の大文字焼きイベントのときは、串カツ出店をして賑わったこともありました。
そういった経緯で平成24年から磯辺を継ぎました。
なるほどなるほど、包丁を常に握り続けてこられているわけですね!
磯辺さんに初めて訪れる人におすすめなメニューはなにかありますか?
北川港の定置網漁で仕入れた魚で作るお刺身や北川名物のアジ寿司がおすすめです。
今アジ寿司をランチで出しているのはうちだけだと思います。
アジ寿司は北川温泉で全面に押し出している名物なので歌があったりするんですよね(笑)
他には「まごちゃ」もおすすめです。
一般的にはだし汁を使うところが多いと思いますが、うちは醤油と生姜の上から熱いお湯をかけてもらうようにお出ししています。
アジのたたきにお湯を通すと、アジのだしが出るので根強いファンがいるメニューですね。
北川はアジをたたく音がすごかったことで有名だったそうです。
どれも美味しそうですね…
すでにお腹いっぱいですが、この冬の時期ならではのメニューなどもあるのでしょうか?
ナマコですね。
夏場は親指くらいのサイズですが、水温が下がるにつれて大きくなってきます。
生け簀にいるとお客さんやうちの孫も喜ぶので取り扱っています。
「ナマコ酢」で単品でお出ししています。
寒くなると美味しくなるものは肝があるものですね。
他にもおすすめメニューは常時店内に出しています。
▲磯辺さんのおすすめメニュー
どれも美味しそうなメニューばかりですね!ヨダレが止まりません…
北川のおすすめの過ごし方を教えていただきたいです!
露天風呂入って、うちに寄ってもらうとか、ムーンロードもおすすめですね。
観光パンフレットもリニューアルして、月の満ち欠けがひと目で分かるようになっています。
ムーンロードが出るタイミングには、神奈川の方から写真を撮りに来て必ずうちで食事を食べてもらうようなお客さんもいます。
月の出る日は、伊勢海老たちが仕掛けを見破るのでエビ網漁はやらないんですよね。
資源を守るという意味でも禁漁の日があるということは大事だと思います。
また、伊豆大島は北川からが一番見やすいと言われていたりもします。
お客さんたちからは静かでなにもないところが魅力だとよく言われますが、そういうもんなんだなあという感じですね。
知れば知るほど奥が深い北川地区の魅力を土屋さんのおかげで今回も知ることができました!
土屋さんお忙しいところ本日はありがとうございました!!