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奈良本ほっくり隊
東伊豆町民インタビューNO.27 奈良本ほっくり隊(後編)
ここからはほっくり隊のインタビュー後編に入っていきます!
前半ではほっくり隊の活動概要や設立経緯などについて伺ってきました!
後半ではより具体的にほっくり隊のことを深堀りしていきたいと思います!
様々な職業のメンバーが所属しているほっくり隊。
メンバーの特技を持ち寄って活動されているとのことですが、活動においてどのような点でみなさんの特技が活かされるのでしょうか!?
建築設備をお仕事にしている人は、収穫祭のときに出す焼きいもを作る焼きいも焼き器をドラム缶を溶接して製作したり、冬の作業で寒いときにみんなで暖を囲めるようにスウェーデントーチを持ってきてくれたりしました。
設計士さんは、ほっくり隊の看板をきっちり作ってくれたり、新人メンバーの高瀬さんは「ほっくり便り」をデザインして作ってくれています!
仕事というよりは趣味を活かせる場にもなっていると思います。
それと、活動の合間に入る休憩タイムでメンバーが出してくれるお菓子やコーヒーがたまらなく美味しんです!
これも活動が続く要因かもしれませんね(笑)
お次は活動資金についての質問です。
みなさんが活動をするにあたって資金繰りなどはどのようになっているのでしょうか?
会費は半年に一回一人から2,000円を納めてもらい活動をしています。
耕うん機など畑で使う道具はみんな自前のものを持ち寄って使っています。
集めた会費は畑の肥料や農作物の苗を買ったり、休憩時のお茶代として使ったりしています。
補助金に頼らず自分たちでお金を出し合って地域を良くしていこうという活動なんですね。
皆さんの活動に賛同される方たちも多くいることと思います。
皆さんがどのようなときに集まって、どのように連絡を取り合っているのですか?
そもそも補助金に頼るほどのお金もかかりませんからね。
連絡手段に関しては、結成当時はメールだけでしたが、今はLINEなども活用していますよ。
基本的にメンバーの誰かの呼びかけに他のメンバーが集まるという流れで活動しています。
月はじめの日曜日に定例ミーティングを行っています。後は畑作業のときに休憩しながら活動については話が進んでいくことも多いですね。
密にコミュニケーションを取っていくことで、メンバー間の信頼関係も深まっているということがみなさんにインタビューしていて伝わってきます!
畑の通り沿いに設計士さんお手製の看板がありますが、あちらはどのように活用されているのでしょうか?
掲示板にはイベントや活動の情報を掲載しています。
掲示板を見てイベントに参加してくれる人もいるので、ウォーキングの合間に見てくれるような人がいるんですよね。
期待の新メンバーの高瀬さんが作ってくれた「ほっくり便り」も掲載しています!
彼女の発案で2020年の秋には子ども向けに芋掘り体験イベントを開催しました!
皆さんの楽しい雰囲気に釣れられて活動に参加したい人たちも多いことと思います!
掲示板以外ではイベント等の情報発信をどのように行っているのか教えていただきたいです!
毎年行っているイベント「収穫祭」は秋に開催しています。
こちらは、定例イベントとなっているため、町の社会福祉協議会が開催している「奈良本ヘルシーウォーク」と同時開催しているため両イベントの情報が記載されたチラシを作って皆さんに参加いただき、さつまいも掘り体験やふかした芋を振る舞ったり、お芋の販売を行っています。
だいたいいつも10月末ごろに開催していて、一時期は旅館にお勤めのスタッフの方なども立ち寄ってくれていました!
町の一つの恒例行事として浸透しているんですね!継続されているからこその信頼関係だんだと思います。
メンバーのみなさんはどのような思いでほっくり隊の活動に参加されているのでしょうか?
今のメンバーが楽しいメンバーなので、誰ひとり欠けることなく続けていけたらいいなと思っています!
メンバーはたくさんいてもいいと思っているので我々と気が合う方だったら新規メンバーも大歓迎です。
畑仕事だけがほっくり隊の活動ではなく、今の人手でできることをやっているという状態なので、規模拡大に伴ってやれることはどんどん増えてくると思います!
なるほど!お話を伺ってきて「気が合う」というのはみなさんのなかでとても大切なキーワードなんだろうなと感じました。
最後に、ほっくり隊として今後の活動の展望をお教えいただきたいです!
これからやりたいと思っていることや奈良本地区が将来的にどのような場所になったらいいかなどのお考えがあればぜひ教えて下さい!
2020年静岡県が初めて移住したい県ランキング一位になりました。
新幹線を始めとした交通アクセスがいいということが大きな要因だとは思うのですが、住み心地が良く、その土地に魅力があったら少しぐらいの不便があっても暮らしたいと考えてくれる人はいるとと思います。
奈良本地区じゃなきゃできないことを探していけば結果は必ず出てくると思います。
昔と比べたら地域での新しい活動も生まれやすい環境になってきているし、私達の畑と観光とのタイアップだって可能性は十分にあると思います!
今回お話を聞いていて、ほっくり隊のみなさんが奈良本地区の魅力の一つなんだと感じました。
取材へも快く引き受けてくださり、地域で活動する後輩の自分としてはとても参考になるお考えに触れることができました!
ほっくり隊のみなさん、この度は取材へお答えいただきまして誠にありがとうございました!
追伸、取材の翌週には、静岡大学フィールドワークメンバーと一緒に、みなさんが収穫して完成したそば粉を使って、そば打ち体験をさせていただきました!!