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東伊豆町民インタビュー NO.77 熊谷宏之さん前編

本日は地域おこし協力隊で、細野高原の利活用をミッションにご活躍の熊谷宏之さんをインタビュー。
地域おこし協力隊になられて一年が経とうとしている熊谷さんに東伊豆での暮らしぶりやお仕事のことなどたくさん伺わせていただきたいと思います!
まずはじめに、ご出身や東伊豆町に移り住もうと思ったきっかけを教えてください。
よろしくお願いします。
私は川崎生まれ川崎育ちで、東伊豆町にやってくる前はトラックの運転手をやっていました。
50歳を過ぎて、このままでいいのかなという疑問が湧いたのをきっかけに、残りの人生好きなように生きてみようと移住に関心を寄せました。
ふるさと回帰支援センターを訪れ、なんとなく静岡に住みたいと思い、まず静岡を中心に移住を検討していくことに。
そこで伊豆南部地域合同セミナーが開催されることを教えてもらいそちらに参加することにしました。
東伊豆の担当としては、役場の職員さんと地域おこし協力隊の鈴木敦士さんが登壇されていて、そこで細野高原担当の地域おこし協力隊を募集しているという旨を説明され、僕のなかで「ここかもしれない!」という直感が働き、応募する方向で動きはじめます。
当時の僕はキャンプもやっていたので、細野高原を活用したキャンプ事業ができるといいななんてイメージを持って、セミナーから1-2週間後に東伊豆を訪問する機会を作りました。
現地案内を鈴木敦士さんにしてもらって、いざ細野高原を見に行ったとき、感動的な風景が広がっていて、「移住先はここに決定しよう!」となったわけです。
もちろん私が希望しても採用される確証はなかったんですが、地域おこし協力隊に無事着任することができました。


東伊豆に、細野高原に、呼ばれたわけですね!
実際に東伊豆で活動をする中で熊谷さんにはどのような変化がありましたか?
会社勤めのときは、自分の価値観の中で社会ってこういうものだろうとか、自分自身で見えない檻のようなものを作ってその中に入っていて、それに自分でも気づいていて嫌気が差していたんですよね。
でも、東伊豆に来て色々な方に出会って、この自然に囲まれた環境があって劇的に人生が変わった感覚を持っています。
会社務め時代にもんもんと生きてきて、東伊豆に暮らす中で霧が晴れて、生きるってこういうことなのか!と気づくことができました。

この土地に住むみなさんって、素朴で自然体の方が多いんですよね。
そういった方々と接すると、自分の人を疑ったりするようなかっこわるい部分があることに恥ずかしくなっちゃって。
私もこの人たちみたいにかっこいい生き方がしたいなと感化されています。
だから、細野高原の所有団体である財産区の方たちから「お前が来てくれてほんと良かったよ」と言ってもらえるのは本当に嬉しいです!
外から来た人間なので信用ならない部分もあって当たり前だと思うんですけど、頼ってもらったり、仕事を振ってもらえることがうれしいです!
そういう方たちって、私の歳から一回りも二回りも上だから年齢的な部分で、言いやすいというのもあるんだと思います。


熊谷さんの柔和さがよく伝わってくるお話でした!
信頼関係を丁寧に積み上げられているんですね。
もちろん気を遣われているなと感じるときもありますが、地元の方たちからの誘いは断らないスタンスでいることで、ご縁がつながっていくんですよね。
だから私なんかに声をかけてくださってくれてありがとうございます!呼ばれたらどこでも行きます!というスタンスなんです。


なるほど。
地元の人からのお誘いに乗ることで、様々な広がりがあるわけなんですね!
例えばどのような広がりがあったのでしょうか?
例えば、今取り組んでいるクロモジのプロジェクトもその流れの中で形になってきたものだったりして、地域おこし協力隊の活動に密接に関わるご縁につながっていきました。
ある日役場で仕事をしていると、とある町内事業者さんが、クロスカントリーコースにあるクロモジを使ってアロマウォーターを作れないかと相談に来ていました。
クロスカントリーコースは町有地なのでそういった取り組みを実現させるには制約があるんですが、財産区の方が細野高原にはクロモジが自生していているがあまり役立てられていないというお話をされていたのを覚えていて、細野高原のクロモジを使うのはありだなと結びついたのがクロモジ活用プロジェクトのはじまりです。
実際に細野高原のクロモジを見に行くとすごくたくさん生えていて、その事業者さんとクロモジを活用して東伊豆を盛り上げよう!まずはお茶を作ってみようというのが今のプロジェクトのきっかけになっています。


なるほど!
目からウロコな資産が細野高原にあったということなんですね!
そうなんです。
当時の私はこれから細野高原とどう関わるか、何をやっていったらいいのかを結構悩んでいました。
例えば観光産業が活発な土地柄を活かした観光コンテンツ開発などを検討していたりしたわけなんですが、そのタイミングにその事業者さんが役場に相談に来てくれて話がつながったおかげで今の活動に結びつき、クロモジを使った産業を起こしてみる路線に注力していくことになったわけです。


今やすっかりクロモジ茶の熊谷さんという認知をしていた私なのですが、そのようなご縁から今の熊谷さんの活動が出来上がってきたというのが大変興味深いお話でした!
続きまして、第二部ではそんな熊谷さんのご活動をさらに詳しく聞いて参りたいと思います!
後編に続きます!