住む

東伊豆町民インタビュー NO.87 山本啓介さん前編

本日はよろしくお願いします!まず、東伊豆に移住されたきっかけについて詳しくお聞かせください。
よろしくお願いします。もともと私の祖父母が東伊豆・熱川に別荘を持っていたんです。子どもの頃は何度も遊びに来ていましたが、大人になってからはすっかり足が遠のいていました。でもある時、「この場所をもっと有効活用できないか?」と考えたんです。
もともと都会で生活していたのですが、忙しさの中でふと「もっと自分のペースで暮らせる環境はないか」と考えることが増えました。そんな時に東伊豆のことを思い出し、移住を真剣に考えるようになりました。自然に囲まれた環境で、ゆっくりとした暮らしができるんじゃないかと思ったんです。


それはすごく素敵ですね。でも、やはり都会から地方に移住するとなると、不安なことも多かったのでは?
実はそれほど大きな不安はなかったんです。もともと「まずやってみる」タイプなので、新しい環境に飛び込むことへの抵抗は少なかったですね。むしろワクワクしていました。
ただ、東伊豆に住むとなった時に、「自分がここで何をするのか?」ということは真剣に考えました。移住するだけで満足するのではなく、地域に根ざした活動がしたいと思っていたので、単なる「移住者」ではなく、「この町の一員としての役割を持つ」という視点が重要だと思ったんです。


確かに、ただ住むだけでなく「自分がそこで何をするのか」というのは、移住を考える上で大事なポイントですね。実際に移住してみて、理想と現実のギャップはありましたか?
正直、思ったよりも忙しいですね。「田舎暮らし=スローライフ」みたいなイメージを持っていたんですが、実際にはやることが尽きないです。


おぉ、それは意外ですね。もっとのんびりした生活になるのかと思っていました。
私もそう思っていました(笑)。でも、地域の方々と関わるうちに、気づいたら色々なプロジェクトに参加していて、気がつくと毎日があっという間に過ぎていきます。
ただ、それが嫌かというと、むしろ逆で。都会での生活とは違う形での「忙しさ」があり、それがすごく刺激的で楽しいんですよね。新しいことに挑戦できる環境があるのは、移住の大きなメリットのひとつだと思います。


なるほど!スローライフというより、アクティブライフですね(笑)。移住してから地域の方との交流はどんな感じでしたか?
東伊豆の方々は、すごく温かく迎えてくれる人が多いです。ただ、都会とは違う距離感や習慣があるので、最初は戸惑うこともありました。例えば、最初のうちは「どうやって輪の中に入っていけばいいんだろう?」と悩むこともありましたね。
でも、地域の行事に参加したり、ちょっとしたお手伝いをすることで、自然と顔見知りが増えていきました。「お前、最近よく見るな」とか「そろそろ町の人間って認めていいか?」みたいな(笑)。こういうやりとりが生まれると、やっぱり嬉しいですね。


地域の人との交流って、やっぱり一歩踏み込むことで変わるものですよね。そこで協力隊という制度に出会ったんですね?
そうですね。知人の森本さんが「地域おこし協力隊っていう制度があるよ」と教えてくれたのがきっかけです。親身になって相談に乗ってくれて、「この制度なら、地域に関わりながら自分のやりたいことも実現できる」とアドバイスしてくれました。
もともと私はマーケティングやPRの仕事をしていて、「どうやって人を巻き込むか」「どうしたら地域の魅力を伝えられるか」ということを考えるのが好きでした。そういう視点で見ると、協力隊の活動は自分の得意分野と地域課題を掛け合わせられる、すごく面白い仕組みだと思ったんです。


なるほど。実際に協力隊として活動を始めて、想像と違ったことはありましたか?
意外だったのは、思った以上に自由度が高いことですね。もちろん、業務としてやるべきことはありますが、「これをやってください」というより、「あなたがやりたいことをどう地域に落とし込むか?」を考える場面が多いです。
だからこそ、自分で考えて動ける人に向いていると思います。待っているだけでは何も進まないので、「自分で何かを生み出していく」姿勢が求められるなと感じました。


協力隊って「何かをやらされる仕事」じゃなくて、「自分から動く仕事」なんですね。それって、すごくやりがいがありそうです。
そうなんです。実際にやってみて、地域の方々との距離感も想像よりフラットでした。「外から来た人が地域づくりに関わるのって難しいのでは?」と少し不安もありましたが、実際には「まずやってみなよ」という空気があるんですよね。
もちろん、すぐにすべてがうまくいくわけではないですが、やる気があればどんどんチャレンジできる環境があるのは、ありがたいことだなと思います。


それは素晴らしいですね!こうして話を聞いているだけでも、東伊豆がどんどん面白くなっていく様子が伝わってきます。では、後編では具体的な活動内容について詳しく伺いたいと思います!